横綱失格の朝青龍、そして大関白鵬も品格なし | 池津権太.com

横綱失格の朝青龍、そして大関白鵬も品格なし

横綱は、立ち会いで変化(相手のぶつかりを横によけること)してはいけないと言われます。規則にあるわけではありませんが、奇をてらった取組みは横綱らしくなく、どーんと相手を受け止めるのが「横綱相撲」です。
 
今日の相撲は、失望の連続でした。結びの一番では横綱朝青龍が立ち合いで変化しました。横綱らしからぬ相撲に解説者は「勝ちにいった横綱」と言っていましたが、はっきり非難してもよかったのではないでしょうか。普段ふてぶてしいくらいの朝青龍があんな相撲をするとは。
 
そして優勝決定戦では、白鵬の変化で手をついてしまうあっけない敗北。朝青龍は自分が少し前に変化しておきながら、 「上を目指す人間としてはよくないんじゃないか。精いっぱい当たってきてほしかったな」(日経新聞)と言ったそうです。なんという言いぐさでしょう。 白鵬にしてみれば、立ち会いで変化するような横綱には、変化がふさわしいと思ったのかもしれません。横綱と大関の力と力のぶつかり合いを期待した相撲ファンは、すっかり裏切られました。
 
一言で言えば、品格のない横綱、大関ということでしょう。 それより何より、日本人関取に頑張ってもらわなければ・・・!